[全ビーチ・ボーイズフリーク必聴盤!モノラル&ステレオ!]

ザ・ビーチ・ボーイズ周辺作品を中心に、60年代中期ウエスト・コースト・ロックの名曲群を再現するライヴを重ね、既にマニアの間では大きな話題となっている「ザ・ペンフレンドクラブ」。

そんな彼らの、完全ハンドメイド作品である1ST CD-R。
(商品の特性上、早めの入手を強くオススメします。)

1曲目は”NEW YORK'S A LONELY TOWN” 。アンダース&ポンシアがザ・トレードウィンズ名義で1965年にリリースした曲で、山下達郎やデイヴ・エドモンズのカヴァーでも知られる、ファンにとっては特別な一曲。

オリジナル・ヴァージョンを忠実に再現したうえで、男女のリード・ヴォーカルを途中でスイッチさせるという斬新な手法でのカヴァー。

続いては、ザ・ビーチ・ボーイズの1967年の代表曲 ”DARLIN'”。リスペクト全開の直球アプローチながら、ブライアンとマイクが1964年にシャロン・マリーのために書いた、その初期ヴァージョン”THINKIN' 'BOUT YOU BABY”の持つ可憐な雰囲気を同時に感じさせる。

最後の”I SING A SONG FOR YOU” は、前二曲よりさらに軽快なビートに、60’Sモッド~90’Sギターポップに共通する、ちょっとホロ苦い英国的なメロディを持つ、オリジナル曲。

そして、それら3曲全て、フィル・スペクター風味のモノラルと、細かいアレンジの妙をより味わえるステレオの、各ミックスで収録、という徹底したこだわりっぷりで、ファンにとっては正に一粒で何度も何度も美味しい一枚。

しかし、そんなマニアックさ以上に、 作品自体から感じられる、初めて原曲を聴いた時の感激を、そのまま真空パックにして表現したかのような、 嬉々とした躍動感、突き抜ける清涼感の、惜しみ無い爆発こそが、本作の最大の魅力なのです。

推薦文:TOMMY (VIVIAN BOYS)